110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

馬鹿だと思った

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なりたい職業、男子の1位に「会社員」が浮上…コロナ禍が影響?
3/17(水) 10:01配信 読売新聞オンライン
 第一生命保険は17日、全国の小学生、中学生、高校生を対象にした、大人になったらなりたい職業のアンケート結果を発表した。男子では、小学生、中学生、高校生のいずれも「会社員」が1位で、女子でも中学生と高校生で1位だった。
 小学生男子の2位は「ユーチューバー・動画投稿者」、中学生と高校生男子の2位は「ITエンジニア・プログラマー」だった。一方、小学生女子の1位は「パティシエ」、中学生と高校生の3位が「看護師」だった。
 調査は2020年12月に、小学3年生~高校生3000人を対象にインターネットで実施した。
 小学生の男子で「会社員」がトップとなったことについて、同社では「コロナ禍でリモートワークの導入が進む中、自宅で仕事をするお父さん・お母さんの姿を目の当たりにし、会社員という職業を身近に感じた子どもが多かったのかもしれません」と分析している。

たまたま、調査対象が悪かったのか、それとも、日本語が使えない日本人が増えたのか、本記事ではその結果を必死に取り繕おうとしているのだが、私見では、こんな回答をする人(子)は、そもそも「馬鹿」ではないのかと思った。

日本という国はどうなるのだろう?

などという、嘆きは、すでに、随分昔の話だけれどもね。

 

追記(2021/3/17):思い起こすと、私の子供の頃、なりたい職業に「サラリーマン」と書いた子が多かったことを思い出した。

だから、単純に馬鹿にするのもどうかとは、ちょっとだけ思ったが、やはり、馬鹿だなと思う。

当時、まだまだ、安定した仕事(職業)はすくなく、一応、(正)社員になれれば給料(サラリー)が保証されるという「サラリーマン」が、公務員とともに、堅実な人生の送り方だと思われていた時代があったわけだ。

それから、時代が流れていくうちに、職業も、多様化、個性化し、クリエーターや、ニートのような、特殊な仕事(形態)が美化された時もあったが、ここに来て、やはり、安定した収入という、数十年前の、ある意味、混沌としていた時代と価値観が共通してきたのかもしれないな。

リモートワークを見て感化されたという本記事の論理は、美しい話だが、私には信じられないな。