饗宴(プラトン著)
本書は岩波文庫版で読む(ちなみに100円であった・・・喜ぶべきか悲しむべきか)。
本書はプラトンの最高傑作と言われている。
そう、ここで議論されるのは「エロス(愛)」だ。
ソクラテス=プラトンの考える「愛」について知りたい方は本書を読むということにして・・・
なかなか鋭い指摘も或る、本来「愛」のような言葉は、その実体がつかみにくい、その割りに、もののわかった人も「愛がすべて」などというのでたまらない、言葉が独り歩きする。
最後の切り札で「やっぱり愛だよね」と言ってまとめてしまうのは、麗しいけれども、その実何の内容も無い場合も多々ある。
斯様に「愛」「平和」「善」などの言葉(胡散臭い言葉たちだ)は難しい・・・そんなことを本書の中では指摘している様にも思う。
しかも、ご丁寧に2000年以上も前にだ。
そんな事を考えながら読める(今回は歩き読みしていたが)プラトンの対話篇が、最近面白くなってきた・・・これは、3年前の読書からは考えられないことだ。
西洋的思想の原点(原罪)はプラトンにあると言う指摘もある、「私日本人だから関係ない」と知らん振りもできないほど、日本も西洋思想に「どっぷり」つかっているのだ。
と言う風に考えると、プラトン読みたくなってきません・・・?
本書はプラトンの最高傑作と言われている。
そう、ここで議論されるのは「エロス(愛)」だ。
ソクラテス=プラトンの考える「愛」について知りたい方は本書を読むということにして・・・
なかなか鋭い指摘も或る、本来「愛」のような言葉は、その実体がつかみにくい、その割りに、もののわかった人も「愛がすべて」などというのでたまらない、言葉が独り歩きする。
最後の切り札で「やっぱり愛だよね」と言ってまとめてしまうのは、麗しいけれども、その実何の内容も無い場合も多々ある。
斯様に「愛」「平和」「善」などの言葉(胡散臭い言葉たちだ)は難しい・・・そんなことを本書の中では指摘している様にも思う。
しかも、ご丁寧に2000年以上も前にだ。
そんな事を考えながら読める(今回は歩き読みしていたが)プラトンの対話篇が、最近面白くなってきた・・・これは、3年前の読書からは考えられないことだ。
西洋的思想の原点(原罪)はプラトンにあると言う指摘もある、「私日本人だから関係ない」と知らん振りもできないほど、日本も西洋思想に「どっぷり」つかっているのだ。
と言う風に考えると、プラトン読みたくなってきません・・・?