デカルトの哲学原理(スピノザ著)
本書は岩波文庫版で読む。
スピノザによるデカルトの哲学原理を解説した著作、著者の生前、唯一出版されたものだそうだ。
読んでみると、著者のキリスト教に対する複雑な立場が窺える。
スピノザと言うと汎神論が思い浮かぶのだが、これは、キリスト教などの一神教について深く考察を重ねた上で導き出した結論なのだ。
それが、宗教上の思想と矛盾してしまう。
発生した時の意味が、歴史(時間)を経ることにより変貌し明らかに矛盾しながらも存続し続けることがあるのはご存知のとおりだ。
それは、本書にもあるように、人間が誤謬をするものなのだろうか?
それとも、神の設定すること、そのこと自体に問題があるのだろうか?
まぁ、身もふたも無い議論なのかも知れないが・・・・。
スピノザによるデカルトの哲学原理を解説した著作、著者の生前、唯一出版されたものだそうだ。
読んでみると、著者のキリスト教に対する複雑な立場が窺える。
スピノザと言うと汎神論が思い浮かぶのだが、これは、キリスト教などの一神教について深く考察を重ねた上で導き出した結論なのだ。
それが、宗教上の思想と矛盾してしまう。
発生した時の意味が、歴史(時間)を経ることにより変貌し明らかに矛盾しながらも存続し続けることがあるのはご存知のとおりだ。
それは、本書にもあるように、人間が誤謬をするものなのだろうか?
それとも、神の設定すること、そのこと自体に問題があるのだろうか?
まぁ、身もふたも無い議論なのかも知れないが・・・・。