ニーチェⅠ・Ⅱ(ハイデッガー著)
本書は理想社刊行の「ニーチェ」を改題して、平凡社ライブラリー版として収録したもの。
今年も、徒然に本を読んできたし、手にした本も玉石混交であったと思う。
だから、今年の最後は、本当に良いと思う本をあげたかった。
本書は、ニーチェの「力への意志」に導かれながら、形而上学を俯瞰するというもの。
本書は、哲学書である。
大学での講義録に手を加えたもので、用語として取り付きにくいところもあるかもしれない。
しかしながら、本書のこの厚さを問題としなければ、こんなに楽しい本はないのではないか?
難しいというよりも、ニーチェをきっかけに、プラトンの時代まで遡るその内容は、思索というよりも、(失礼ながら)推理小説を読んでいるような感覚を覚える。
既に、哲学は下火なのかもしれないが、このような本が存在していること、そのことが奇跡だと思う。
存在論は、現在的に利益にはならないと思う、しかし、もしあなたが孤独に陥る時があるのならば、そこに偏在しているモノ(存在)に気づかせてくれる、よき手引きとなるであろう。
来年は、もう少しマシな読書になるようにしたい・・・と思う。
今年も、徒然に本を読んできたし、手にした本も玉石混交であったと思う。
だから、今年の最後は、本当に良いと思う本をあげたかった。
本書は、ニーチェの「力への意志」に導かれながら、形而上学を俯瞰するというもの。
本書は、哲学書である。
大学での講義録に手を加えたもので、用語として取り付きにくいところもあるかもしれない。
しかしながら、本書のこの厚さを問題としなければ、こんなに楽しい本はないのではないか?
難しいというよりも、ニーチェをきっかけに、プラトンの時代まで遡るその内容は、思索というよりも、(失礼ながら)推理小説を読んでいるような感覚を覚える。
既に、哲学は下火なのかもしれないが、このような本が存在していること、そのことが奇跡だと思う。
存在論は、現在的に利益にはならないと思う、しかし、もしあなたが孤独に陥る時があるのならば、そこに偏在しているモノ(存在)に気づかせてくれる、よき手引きとなるであろう。
来年は、もう少しマシな読書になるようにしたい・・・と思う。