哲学概論(樫山欽四郎著)
本書は創文社刊行のもの(昭和39年第一刷)。
著者が哲学をわかりやすく表したもの、刊行された時代から予想される様に、現代的な話題、たとえばポストモダンのような話題は出てこない、最後は、実存の哲学、そしてハイデガーで本書は閉じられる。
ちなみに、私には、そのレベルで十分だ。
実存哲学に対する批判は確立され、今日の主流ではないが、人生のある位置づけ(人間が孤として存在するとき)においては未だ奥深いところがあるのではないかと思っている。
本書の特筆は、ひたすらわかりやすさを主題に記していることであり、とてもよい入門書だ。
もっと早く本書に巡り会えたらと思う。
(補足)内容について
序論
1.自己であること、2.自由、3.自由と自由を超えるもの、4.生きることを決めること、5.哲学
1章 問題
1.発端、2.禁断の木の実、3.一つであることと二つであること、4.それ自身での存在、5.相対するもの、6.「在る」と「無い」
2章 客観
1.ギリシャ的客観、2.在るがまま
3章 実体
1.ギリシャの実体論、2.近代の実体論、3.唯物論、4.実体から主観へ
4章 主観
1.主観問題の意味、2.デカルト、3.カント、4.フィヒテ、5.リッケルト、フッセル、6.経験論、7.主観の意味、8.自然
5章 時間
1.時間の含む問題、2.カントの時間論、3.ヘーゲルの時間論、4.ベルクソンの時間論、5.キルケゴールの時間論、6.ハイデッガーの時間論、7.アウグスティヌスの時間論、8.ヤスパースの時間論、9.道元の時間論
6章 空間
1.空間の含む問題、2.近代的空間論、3.世界、4.ハイデッガーの空間論
7章 存在
1.全体、2.無からの創造、3.普遍戦争、4.ライプニッツの単子論、5.カントの存在論、6.フィヒテとシェリングの存在論、7.ヘーゲルの存在論、8.キルケゴールの実存、9.サルトルの存在論、10.フォイエルバッハの存在論、11.マルクス主義の存在論、12.ニーチェの存在論、13.ハイデッガーの存在論
8章 結び
著者が哲学をわかりやすく表したもの、刊行された時代から予想される様に、現代的な話題、たとえばポストモダンのような話題は出てこない、最後は、実存の哲学、そしてハイデガーで本書は閉じられる。
ちなみに、私には、そのレベルで十分だ。
実存哲学に対する批判は確立され、今日の主流ではないが、人生のある位置づけ(人間が孤として存在するとき)においては未だ奥深いところがあるのではないかと思っている。
本書の特筆は、ひたすらわかりやすさを主題に記していることであり、とてもよい入門書だ。
もっと早く本書に巡り会えたらと思う。
(補足)内容について
序論
1.自己であること、2.自由、3.自由と自由を超えるもの、4.生きることを決めること、5.哲学
1章 問題
1.発端、2.禁断の木の実、3.一つであることと二つであること、4.それ自身での存在、5.相対するもの、6.「在る」と「無い」
2章 客観
1.ギリシャ的客観、2.在るがまま
3章 実体
1.ギリシャの実体論、2.近代の実体論、3.唯物論、4.実体から主観へ
4章 主観
1.主観問題の意味、2.デカルト、3.カント、4.フィヒテ、5.リッケルト、フッセル、6.経験論、7.主観の意味、8.自然
5章 時間
1.時間の含む問題、2.カントの時間論、3.ヘーゲルの時間論、4.ベルクソンの時間論、5.キルケゴールの時間論、6.ハイデッガーの時間論、7.アウグスティヌスの時間論、8.ヤスパースの時間論、9.道元の時間論
6章 空間
1.空間の含む問題、2.近代的空間論、3.世界、4.ハイデッガーの空間論
7章 存在
1.全体、2.無からの創造、3.普遍戦争、4.ライプニッツの単子論、5.カントの存在論、6.フィヒテとシェリングの存在論、7.ヘーゲルの存在論、8.キルケゴールの実存、9.サルトルの存在論、10.フォイエルバッハの存在論、11.マルクス主義の存在論、12.ニーチェの存在論、13.ハイデッガーの存在論
8章 結び