110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

2015-01-01から1年間の記事一覧

なでしこ頑張れ

前回ワールドカップでのなでしこは本当に強かった。 だから男子サッカーばかり見てたし、彼らを応援して彼女達は無視した。 今回のなでしこは強くない。 予選リーグだろうといつ負けてもおかしくない状況だった。 だから応援した。 本日のイングランド戦は双…

私の「漱石」と「龍之介」(内田百閒著)

本書は筑摩書房、筑摩選書のうちの一冊、著者の敬慕した夏目漱石、芥川龍之介に関する著作を集めたもの。 小説家・随筆家として名前の知られる著者が、こと夏目漱石に関しては子供のような文書になっている、それだけ敬愛していたことが伺えるのだが、今風に…

百田発言

百田尚樹氏の発言が引き金となって問題(炎上)が発生した。 私は、今のところ反自民だが、氏の発言を読むと全てが悪いわけではない。 真っ当だと思えるところもある。 どこで曲がってしまったのかを、主催した自民党は吟味する必要はあるだろうな。 沖縄の…

日本国民が脱構築状態

安保法案の審議が今日も行われている。 TVで見ていると政府側と野党側が同じ根拠(憲法や砂川判決の解釈)が全く異なる解釈となる。 見ていて頭が痛くなったのだが、ふと思い出した。 Wikiの「脱構築」にこのような記述がある。 デリダによる脱構築 あるテキス…

眞山青果全集第一巻

本書は講談社刊行のもの、第一巻は「元禄忠臣蔵」で、読み始めたのは昨年のちょうど暮時、この時期は忠臣蔵をTVでやるから、読み終えたらちょうど良いブログネタと目論んでいたら、読み終えたのは、今、暑い時期とあいなったわけで季節感なんか微塵もない仕…

安保法案は

安保法案は違憲だよ。 法律学者の見解をねじ曲げることは不可能だと思う。 この法案には大きく2つの事柄が絡みついている。 法案としての適合性:特に憲法という全ての基礎になる法に対してその効力を脅かしていないか? 現状の対応:現在の国際情勢を勘案し…

憲法違反

もとより法律に関する立場から見るならば法律の条文が根源であり真である、だから、政治的に意味を曲げてしまうことは許されない。 安保法案について、法学者に聞けば違憲の判断をする学者も多々出るのはあたりまえのような気がする。 彼らは、あくまで法の…

オーネット・コールマンの死

私はパットメセニーを通して間接的に知ったのだ。 そして、未だにフリージャズは分からないままで済ましている。 サックス奏者オーネット・コールマンさん死去、フリージャズ牽引 【AFP=時事】米ジャズミュージシャンで作曲家のオーネット・コールマン(Orn…

可哀そうに

歩行者が、青信号で横断歩道を渡っていたとしたら自転車の過失度は100%の可能性は高い。 イヤホンをつけ、よそ見をして歩道に侵入していたとなると歩行者優先の観点からその悪質性は逃れられない。 殆どの自転車は保険に入っていないので、いかに77歳とはい…

注目していた記事

先日TV見ていたら本件の画像を取り上げていた。 その時、女性アナウンサーは犯罪行為として告発すべきというようなコメントをしていた。 その後の経過は以下のとおりで、該当職員は懲戒解雇、さらに今回の逮捕となった。 <知的障害者施設>利用者に暴行、3…

久しぶりに

昔バンドやっていた連中とスタジオに入る事になった。 最近はアコギしか弾いていないので、早速、中古のエレキ約2万円(エピフォンNightHawkという変り種)を買って、押入れの中にあったエフェクトボードSB40(YAMAHA)を、中古で入手した1980円のAriaのアン…

安保法案は違憲

審議の内容も法律の検討でなく感情論みたいなところがあったのだが、要は、憲法自体が明確な定義であり下手に個別法を付加する余地が少ないのだろう。 かつての安保問題や自衛隊問題も一見強硬的に通した感があるが、当時その背後にはアメリカという強国の影…

うーん

Y!に、こういう表題”「年寄りは死ねというのか」年金減額は憲法違反ーー全国の「年金受給者」が提訴”があって、下のほうにコメントがある、大抵は老人は年金貰いすぎで将来の若者のことを考えていない風のコメントに多数の肯定が集まるのだ。 何かおかしく感…

安全保障関連法案

安全保障関連法案の審議がはじまった。 先ほどまでNHKで見ていたがこれ深夜枠で再放送したらどうか? 結構おもしろいのだ、見ていて多少疲れるけれどもね。 これを見ると、平和憲法という足枷にしばられながら、どうやって、軍事力を行使するかという議論に…

たわ言

この前の大阪都構想についてY!の下の方のコメントを見ると高齢者が若者を犠牲にしているという様な論調がことの外多くちょっと危機感を感じた。 自分の生活を守るために有利だと思われる政策に投票するのは別に問題ではないだろう? また、若者が将来失うも…

ああダンプ街道(佐久間充著)

本書は岩波新書1984年刊行のもの、千葉県君津市の山砂の採取所付近では土砂を運搬するダンプカーによる公害があったのではなく、現在も公害と認定されずに操業は続けられているようだ。 この著者は本書の続編ともいうべき「山が消えた(岩波新書2002年)」と…

大阪都構想

先日の住民投票で否決されたが僅差であった。 大阪維新の会、いや橋下氏の、自民、公明、民主、共産を相手にして互角の戦いは選挙史に残されても良いのではなかろうか? 橋下氏1人にこれだけ与野党の政党が振り回されたのだから、政治に対する何か得体の知れ…

無限の果てに何があるか(足立恒雄著)

本書は1992年光文社カッパ・サイエンス(こういうシリーズがあったのね)の中の1冊、たまたま本棚にあったもの。 未読か既読かは不明だったのだがここ数年について読んだ形跡はないので読んでみた。 自然数から実数に掛けて数学的定義をしていく過程を通して…

荘子物語(諸橋轍次著)

本書は講談社学術文庫版で読む。 本編は読みやすいのであるところまではすいすいと読み進んだのだが、巻末の引用原文を見ると白文ではなく読み下し文でありながら全然わからないので本文と照合しながら再び読むということになった、曰く、粗忽者には最適な構…

歩行者優先とは?

前から、コメントしていたけれども、弁護士の見解とも一致していた。 そもそも、歩道上で自転車に接触されること自体がおかしいと思っていたのだがこれで理屈としては解決した。 以前、雨が降っているからということで、傘をさした上に、歩道上の歩行者の私…

エッフェル塔ものがたり(倉田保雄著)

本書は岩波新書1983年刊行のもの。 先日、フリーマーケットをやっていたのであちこち覗いていると岩波新書を主に1冊50円で売っていた。 聞くと本屋のデッドストックだったようで売上カードもついていたので「それも下さい」と言って10冊ばかり入手した(昔は…

憲法記念日の備忘録

私としての驚きは以下の引用記事の下の方にある大江氏への批判が凄まじいことであった。 順番で上の方にあるコメントに大江氏の弁護が散見されないというのが却って不審感を高めた。 憲法9条に関して、集団的自衛権の案件は字面を読むだけでは違法性が強いよ…

バレエ表現のテクニック(ジョーン・マッコール著)

本書は音楽之友社1988年刊行のもの、リサイクル図書であった。 私は、バレエについてその音楽を通してその片鱗を伺う程度である。 だから、リサイクル図書で、自分が知らない分野の本を入手できる機会はありがたいものだ。 たとえ本書が、現在バレエに携わる…

東京の原風景(川添登著)

本書は1979年日本放送出版協会から刊行されたもの、私はちくま学芸文庫(1993年初版)で読む。 本書では特に花を中心主題として江戸時代から明治時代への文化を著したもの。 私たちの現在の東京と比べて、はるかに明治の東京の自然は豊かであった、しかし、…

控訴審では覆って欲しいな

国沢光宏という自動車評論家のコラムにあった。 何やらおかしな判決。 確かに、自動車の衝突事故では過失相殺ということで被害者側にもなにがしかの負担が掛かる場合はあるのだが? 本判決の意図は、もしかすると、今件での加害者とされる自動車事故の被害者…

私もいつかはこうなる

私の住んでいる新宿区の西落合は以前は閑静な住宅街だったが今は高齢化に伴う資産運用の一貫かアパートなども目立ってきた。 当然、若い人でこの地に一戸建てを持つなどと言う人は経済的に相当恵まれている人であり絶対数は少ない、そういう面から考察すると…

甘味辛味(藤沢周平・徳永文一著)

本書は文春文庫2012年刊行のもの。 日本加工食品新聞の編集長時代のコラム「甘味辛味」の抜粋と、その業界紙時代の藤沢氏を取り巻く人や状況を描いた徳永氏の評伝を合わせたもの。 本の読み方にはその作品自体を読みこむことともあれば、著者の生き様に惚れ…

新しい時代か?

電話が鳴ったので出てみると「区議会選挙についてのアンケート」なる合成音声が流れた。 しばらく聞いてみた。 こちらが相談窓口に電話したような時ならば機械しかけ(からくり)の応答でも良かろうが、(電話側(S区ね)の都合で行う)アンケートだというの…

疑問が残ること

こんな記事があった。 防衛省は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先の名護市辺野古の海底に大型コンクリート・ブロックを設置したことがサンゴ礁を損傷したと県側が指摘していることについて、沖縄防衛局が行った調査結果を公表した。サンゴ礁の…

高齢者になればわかるだろう

高齢者の問題は児童の問題と同じように難しいのではなかろうか? それは、対策をする側の人間が高齢者ではないために、本当の共感を得られないからではないだろうか?。 こんな記事があった。 「飲めずに「残薬」、山積み 高齢者宅、年475億円分か」 これ…